

◆ 腎臓が弱いネコちゃんを助けられる第一歩は
飼い主さん次第
ネコちゃんの病気発生率No.1は、腎臓病関連の病気だと思います。 ワンちゃんに較べて、ネコちゃんの腎臓は“解剖生理機能面”で大変にデリケートなため、腎不全になりやすいのです。 膀胱のトラブルも多いのですが、その点については次回以降に説明しましょう。
◆ 食事は間違っていませんか?
さて、腎不全を助長する原因のNo.1は、何と言っても“不適切な食事”です。 ネコちゃんは『 魚食ではない 』と言うのを確実に覚えている方は、飼い主さんの20%以下だと思います。 実は、ネコちゃんは『 肉食 』なのです。
魚を美味しくするには塩が付き物で、そういう調理をしたものを猫ちゃんは好むわけです。 ついつい与えてしまう魚が、デリケートな腎臓を徐々に傷めていくわけです。
最も適切なネコちゃん用のフードを作っているメーカーは、『 ヒルズ 』と『 アイムス 』だと思います。 小さい時からこのフードだけで育ったネコちゃんたちは、腎不全が少ないと証明されています。
◆ その特別療法食はドクターの責任処方ですか?
時々、ペットショップさんで特別療法食を購入されてトラブルになっている方がおられますが、この食事は獣医師が責任処方するものですので、十分にお気をつけ下さい。
年齢に合わせたフード選びも非常に重要です。 一度病院にご来院の上ご相談下さい。
◆ とても良い治療法を入手しました!
最近の学会で入手した情報ですが、腎損傷(腎不全を最近ではこのような名称に変えようという動きがあります)の犬猫にとてもよく効くお薬が分かりました。 皆様のニーズによって、当院も治療のバリエーションを増やしてまいりたいと思います。

◆ 猫のフィラリア予防について。 突然死に注意!
『 猫フィラリアってなあに? 』といわれる飼い主さんが多くいらっしゃいます。 これは当然だと思います。
フィラリアは昔から犬糸状虫症と呼ばれ、一般的に犬の病気と思われてきたのですから無理も無い話です。 この虫は、血管内に寄生する虫で、心臓内ではなく、主に肺の中に寄生する虫であり、 死に至る病気をひきおこします。
◆ 調査研究でわかっています。
約10年前に、この病気に関する精度の高い検査を猫ちゃんに日本全国で行なったところ、なんと 猫100匹中の8.5匹がフィラリア症にかかった経験があり、 突然死の原因として重要な病気であると位置付けられました。
まだまだ認知度が低い為、予防率は低いですが、愛猫度の高いクライアント(飼い主さん)は既に予防されています。
ぜひとも、今年から予防をスタートされてみませんか。 簡単な方法で予防できます。
月に一回ずつ美味しいお薬を飲むだけです。 予防期間は地域によっても異なります。 動物病院に直接お尋ね下さい。













